がん治療と友人

乳がんの友人が治療を受けた。私も乳がん検診を受けてみた。マンモグラフィーやがんと小児科病棟、治療とホスピス、治療後の妊娠・出産のこと。

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がん治療とホスピス

がん患者を看取る従姉

友人は、乳がんに冒され闘病の真っ最中だけれど、それは生きるための闘いだ。乳がんの治療に伴う苦痛も少なくはないだろうが、生きるのだという強い意志が、それを乗り越えさせる。一方で、がんに冒された余命をいかに穏やかに過ごすかを重視しているのがホスピスだろう。最近では、一般の病院でもがんに対して緩和ケアを行うところもある。

私の従姉は、末期のがん患者のためのホスピスで看護師長をしている。彼女も、様々ながん患者を見てきているはずだ。多くのがん患者の死にも立ち会ったのだと思う。でも、彼女はがんを怖いとは思わないと言う。がん患者を見慣れているから?と聞くと、そうでもないらしい。

彼女が勤めるホスピスで最期を迎えるがんの患者さんは、皆とても穏やかに過ごしているそうだ。高齢の方達ばかりだから、がんの進み方も緩やかなのだろうけれど、死期が迫っているのも確かなはず。それでも、がんの痛みを抑えることで、恐怖も遠のくのだろうか。そんな患者さん達を毎日見ていると、自分もまたがんが怖くなくなるのだという。あんなふうに穏やかにその時を迎えられるのなら、がんであっても、寿命を全うするのと変わりないと従姉は言う。なるほどとは思うけれど、それはホスピスのがん患者さんがやはり高齢だからだろう。

若い人ならば、がんに罹ったからといって、諦めたりはしない。痛みを抑えて、穏やかに過ごすことよりも、苦痛は伴ってもがんと闘い治療することを選ぶはずだ。友人が乳がんと闘い治療を続けているのも、彼女自身が生きたいからに他ならない。彼女は、がんに負けるわけにはいかない、生きなければならないからだ。自分と家族のためにもまだ、がんなんかで逝ってしまうわけにはいかないのだ。

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