乳がんの友人
乳がんに友人が冒された。乳がん検診のマンモグラフィーで発見されたのだという。まだ30代前半でのがん告知に、一時はかなり取り乱した彼女。それでも、まだ幼稚園の娘さんを実家のご両親に託して乳がんの治療に取り組んでいる。1つ年上のご主人も、乳がんと闘う彼女を献身的にサポートしている。
あまり立ち入ったことは聞かないようにしているが、彼女は自身の乳がん治療に化学療法を選んだらしい。しばらく姿が見えないと思うと、抗がん剤で髪の抜けた頭に帽子を被って現れる。しばらくは普通に生活しているが、また乳がん治療のために姿を消す。がんの化学療法は、途中間を空けながら、何クールか繰り返すのだとか。抗がん剤の副作用のつらさはさぞきつかろうと思う。それでも、がんの事など微塵も感じさせない笑顔で現れる彼女には頭が下がる思いだ。
妻が乳がんに冒され、娘とも別居を余儀なくされたご主人。彼もまた、ある意味がんの被害者だといえる。家事全般を1人でこなすご主人に、乳がんと闘う友人も感謝していると言っていた。家族を襲ったがんをきっかけに、崩壊してしまう家庭もあると聞く。しかし、その乳がんの友人一家は、そんな事態とは無縁だろう。
たとえ、彼女が手術(外科療法)というがんの治療方法を選択したとしても、それは変わらないだろうと思う。がんなどに左右されることのない、強い家族の絆があるのだ。第三者の私でさえも、乳がんと闘っている彼女とその家族を支援していきたいと思っている。